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彩球オーディオ倶楽部
第50回作品発表会に参加して
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2013年10月26日、台風27号が関東直撃かと心配された当日、いつもの久喜総合文化会館で恒例の作品発表会が開催されました。 今回は50回の節目の会となり、岩村先生、柳沢先生、征矢先生のご挨拶を頂きました。残念ながら松並先生はお忙しくご参加頂けませんでしたが、ご祝辞を賜ることができました。台風の中を押して、200人を超える参加者もあり、盛大に盛り上がりました。 事前に同じ会場で入念なリハーサルをやっていたため準備した機材のクオリティも高く、またご参加くださったオーディオファンの方々もレベルも高く、いつも以上に熱気が感じられました。 50回を記念して過去30回から49回の発表作品をまとめた書籍とCD-ROMも上梓され、ロビーで販売されました。物品販売バザーでは、メーカーさんのご協賛により価値あるものが安価で入手でき、とても盛況でした。 |
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今回は節目ということもあり会員の作品発表はなく、下記の4部構成で発表会が進められました。どのイベントも野心的で、興味深いものでした。 第1部 各社300Bと274Bの聴き比べ 松並先生自作の300Bシングルアンプを使い、出力管と整流管を差し替えての試聴 (高槻電器のTA274Bは入手が間に合わず、5R4-GYでの試聴となりました。) @高槻電器工業 TA300BとRCA製5R4-GY Aブスパン WE300BとWE274B Bウェスタンエレクトリック WE300BとWE274B 300B聴き比べに用いた松並先生の自作アンプ 第2部 出力トランスの聴き比べ 日本を代表するトランスメーカー各社の、異なるコア材を使った出力トランスの聴き比べ @橋本電気工業 H-30-3.5S (オリエント) Aタムラ製作所 F7002 (パーマロイ) Bノグチトランス FM50WS-3K (ファインメット) トランス聴き比べに用いた会員自作の300Bシングルアンプ 第3部 アルテック製各種ホーンの聴き比べ アルテック製2インチドライバーによる大小各種ホーンの比較。 @ 64 マンタレー型 288-16Gドライバ A 511E ラジアル型 288-Cドライバ B 311-90 ラジアル型 288-16Gドライバ 第4部 ビッグバンドジャズのライブ演奏 18人編成のビッグバンドジャズ生演奏の迫力を楽しむ。 |
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特に興味深かったのは、ビッグバンドの演奏です。バンドリーダーのご厚意で、PAスピーカーを使用した場合と、PAを使わず楽器の生の音だけで演奏した場合の比較試聴を行いました。好みは別として、大きな差がありとても参考になりました。 個人的な感想ですが、PAを使わず楽器の生の音だけで演奏した場合、個々の楽器の音圧レベルの揃いは無いのですが、サウンドプレッシャーがダイナミックに前に出て来て、直接肌に感じられるほどです。クラッシックでは得にくい、ビックバンドジャズならではの快感だと思いました。 |
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発表会お開きの後、近くのフランス料理店ビラージュにて会費5000円で二次会がありました。飲み放題、食い放題、おまけにビッグバンドからの選抜プレーヤーによるバンド生演奏つき。演奏者も参加者も気軽に会話と会食が弾み、こういうのは幸せの一言です。人と人が実際にふれ合える場が、彩球オーディオ倶楽部発表会の魅力ですね。 |
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嶋田和弥 取材 |
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