第49回彩球オーディオクラブ作品発表会に参加して

 

こだわり派のアンプ作り

 

MJ誌に紹介された彩球オーディオクラブ会員の製作テクニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2013年4月27日に、恒例の会場である久喜総合文化会館へワクワクしながら行きました。

 会場にはMJ誌ライターの柳沢先生のご挨拶があり、征矢先生もお見えになりました。

 

 冒頭に樫村幸三会長のご挨拶があり、引き続き中澤氏の司会進行で作品発表がスタートしました。司会者のお人柄も反映して滑らかに進んで行きました。全6作品発表と、発表終了後各作品の中からご来場者の希望で持ってこられたCDソースを掛けるという2部構成のプログラムでした。当日のシステム構成は下記をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

システム構成

 

CDプレーヤ

 

プリ・ラインアンプ

 

スピーカシステム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランスポート:CEC TL51

DAコンバータ:サンバレーMODEL 2

上田氏自作

トランスタイプのアッテネータ、WE717AWE394Aを使用

ツィータ:JBL 075

スコーカ:アルテック MR64型マンタレーホーン・288-16G

ウーファ:アルテック 515-8G

ネットワーク:樫村会長自作

 

 

 

 

 

 

 

 

 第一番目の発表は関根勇二さんの6CW5三結プッシュプルステレオアンプでした。氏が普段からのオーディオに対する思想・・真空管オーディオは技術の世界から復古とブランド信仰とオカルトの世界に変わってしまった・・という痛切な嘆きを具現化した強烈な具体的提案でした。数年前からの研究成果KFEPP回路を中心とした全トランス手巻きによる一切の妥協を排した分身を今回発表され、感じ入って鑑賞しました。すっきりと粒立ちよく、球に新しい使命を吹き込んだかのような音で一瞬口が開いたままになりました。球中心ではなく、技術力でここまで音質的に自己主張出来るのかと感動いたしました。

 

 

 

 

 

 

6CW5 三結プッシュプルアンプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 第二番目の作品は上田順筰さんのEL156ビーム管接続単管シングルステレオアンプでした。出力は片チャンネルで10W、総合出力20ワットのアンプです。ドライバー管を使用せず出力管だけで動作し、入力トランス使用で約1Vrmsの入力で10W取り出せ、P−G帰還回路によりDF2を得ています。音質ですが全く素晴らしく私が過去体験した中の最高峰に位置する麻薬的アンプでした。スピーカーをタンノイの上級機に交換して聴けばもっと違う姿を見せる予感が色濃くあるなーと感じ入っておりました。 

 

 

 

 

 

 

EL156単管シングルアンプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 第三番目のアンプは西堀正一さん製作の63プッシュプルモノラルアンプ2台によるステレオ構成としたアンプでした。球はSOVTEK製です。高校生の頃初めて買ったFW-50-5を使って作ったアンプが枯れてしまったが、この想い出多いOPTを生かしてこだわり回路、差動入力2段増幅後直結カソードフォロアーで命を再び吹き込んだもので、ご本人の入魂のアンプです。音を聴いてみるとOPTがいいのももちろんですが回路、球とのバランスも良くダイアナ・クラールのス・ワンダフルの色気は十二分に出ておりました。

 

 

 

 

 

 

6A3 プッシュプルモノラルアンプ(2台構成)

 

 

 

 

 

 

 

 

 第四番目のアンプは吉田幸吉さん製作のアンプでした。66プッシュプルステレオアンプで、ご本人、遊び心で作られたそうですが、片チャンネル18W総出力36Wの力を持つアンプには「整流管に水銀球を用い怪しい青色の光の下で聴く音楽は格別の味わいがあります。」とのお言葉です。実際聴いてみて非常に雰囲気がありやっぱりプッシュには6L6が良いのかと再認識させられました。

 

 

 

 

 

 

6L6G プッシュプルアンプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 第五番目の作品は沼口真一さんの6C33C-Bシングルステレオパワーアンプでした。出力は片chで15W出る外観が非常に美しい清潔感あふれるアンプでした。沼口研究所では日々オーディオ用トランス類、巻線抵抗を研究、製作、販売しております。氏が目標にしておられる自然な音が今回も聴こえて来ました。電子管回路の中でトランス、抵抗類に究極のこだわりを持って、すべて沼口作品で構成されておりこの事が音質に直に反映していることがハッキリ解かりました。是非持ってみたいアンプのうちの一台です。テーマ曲のス・ワンダフルは非常に実在的です。

 

 

 

 

 

 

6C33C-Bシングルアンプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 第六番目のアンプは新屋紀宏さんの450THシングルステレオパワーアンプでした。出力は片ch28Wですが、改造次第で70W出力可能との事です。ご本人の弁では部品類の多くが流用品とご説明ありました。しかし外観が大変美しく夜間に照らし出された巨大プラントかと見惚れるほど素晴らしくオブジェ的にも愁眉だと思いました。音質もご本人が申された通り豪快な音で私自身も楽しめました。

 

 

 

 

 

 

450TH シングルアンプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 六作品発表後、リクエストタイムも終わり大変な盛り上がりのうちにお開きとなりました。今回もつくづく思いましたが、観客席と舞台上の作品、発表者が一体となって遠慮の垣根が無い精神的バトルが双方に有りとても感動しました。そんな雰囲気の中から今度自分も作品出してみたいとの希望者も数名おられ、一段と熱気が上昇して来ています。生の音楽とは別次元のアンプならではの中身の濃い作品群に酔えた良い一日でした。実際に聴かないとね・・。

 

 

 

 

 

 

 発表会終了後、会場近くのフランス料理屋ヴィラージュで店主自慢の料理と赤と白のワイン、ビール、ノンアルコール飲料食べ放題飲み放題状態でした。柳沢先生は所用でお帰りになりましたが征矢先生お元気で杯を干しておられました。会話が楽しい軽やかな雰囲気で盛り上がりました。ちなみに会費は5千円、アルコール抜きでは4500円でした。希望者は誰でも・・女性でもですよ・・参加できます。次回が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レポート:嶋田和弥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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