44回作品発表会プログラム

日時: 2011年10月29日(土)

場所: 久喜総合文化会館 小ホール

 

 

 

  

  

 

1.開会の挨拶  12:25)

彩球オーディオ倶楽部    樫村幸三会長

機材説明          進行司会 嶋田和弥氏

 

 

 

2.第1部 協賛企業のデモンストレーション 12:35)

  (有)五麟貿易様による2A3シングルアンプのデモンストレーション

 

 

 

3.第2部 作品発表 12:50)

テーマ: 送信管の魅力を探る

課題曲: トワエモア「この街で」

 

 

(1) VT−62 プッシュプル 6W 香川哲哉氏

昨年の10月に行われた、第41回の発表会で出品された井上氏の50プッシュプル12Wアンプを聞いて私も作ってみたくなり、手持ちのVT62/801Aを使用して同じ回路構成で組んでみました。

またデザインは、先ほど亡くなられた上杉佳郎氏が、昭和40年頃に作家の五味康祐先生宅のオートグラフ用に作られた2A3プッシュプルアンプを参考にしました。

 

 

 (2) 2E24 プッシュプル 10W 土屋勝男氏

今回のテーマである送信管。たまたま1年前に製作したものが手元にあったことから、この機会に出品したしだいです。使用した真空管は2E24、回路はアルテック型を基本に少々手を加えています。2E24は第2グリッドの電圧が低くおさえられているので、SG電圧を180V程度にし、かつ電源インピーダンスを低くする必要があることから、このアンプでは、デカップリング抵抗にコンデンサをパラ接続したWE124型の回路を採用しました。

 

 

(3) 829B プッシュプル  12W 横山潤一氏

829B50MHz144MHzのアマチュア無線で人気があった真空管で、1本のバルブの中に2つのビーム管が入っています。これを利用し、単管でプッシュプルアンプを製作してみました。G2専用電圧のため別トランスを取付け、ここから安定に供給しています。位相反転もトランスとしたため、Bトランスx2CHx2、ヒータートランスx1などあり、巻物で9個もありW/kgを計算すると能率の悪いアンプに仕上がっています。またコンデンサはケミコンを使わずフィルム、オイル、タンタルコンデンサーを使用しています。

 

 

(4) 807 プッシュプル 20W 五十嵐昭氏

送信管の思い出は、ハム開局時に使った807が始まりです。今回のアンプは、MJ誌・松並先生の作品のコピーですが、一部変更しました。807は東芝製の手持ち品がありましたが、今日はRSD(ドイツ)を使用、音色は高域寄りの感があります。特性については、LとRに差があり、今後の調整が必要です。

プレートは350Vで約20Wの出力、NFは9.3〜17.2dB可変(試聴は約13dB)です。倶楽部員先輩に測定をしていただき概要が分かり、大変お世話になりました。これからの制作に活かしたいと思います。


 

 

休憩  25分14:30)

 

 

(5) 813 シングル 25W 上田順筰氏

送信管813はアマチュア無線家にはあこがれの真空管でした。トリュウムタングステンで煌々と輝き、送信管としては一本で400Wもの出力があります。当時は高価で手の届かない真空管でした。自衛隊の通信機材が入れ替わり2000年に入って在庫の放出がなされ安価に入手できるようになりました。

もともと2000V以上の電圧で動作する球で、オーディオに使うには難しい真空管です。1000V程度の電圧ではビーム管としての動作の直線性が悪く三極接続自己バイアスで使用しています。ドライバーは6BL7のカソードフロアー、初段は6SJ7です。整流管は5R4二本を用い両波整流で高圧直流約1000V、最大出力は約25W です。

 

 

(6) 833−A シングル 30W 新屋紀宏氏

大型送信管833-Aシングルアンプです。初段は6SN7(パラ)→ドライバ838(送信管)→イントラ反転後833−Aへ、大型OPTは特注品、Ep=650V低電圧、Ip=200mA、出力約30W(100Wへの改造可)、シャーシは古いステレオBOXを輪切りにして転用するなど、殆どの部品はジャンク、ガラクタ、ゴミ類を振る活用。昨今は節電が叫ばれる最中、趣味とは言えこのアンプの常用は罰金重罪になりそうです。今時「こんな並はずれのアンプを製作する者がいるものだ」と笑い種にしてください。

 

 

 

3.第3部 柳沢先生のコーナー 15:45)

直熱ビーム送信管  813 (Ef/10V,If/5A)

RCAのプレートはカーボングラファイトだが、東芝はSTC4212Eと同じニッケル・ジルコニュームなのでゲッターは無い。A1級動作(3結)では最大出力13W、ドライバートランスで強力にA2級までドライブすることで22.8Wを得ている。813のK-NFBは2.1dB。初段は6SN7(パラ接続)、ドライブ段には6L6GC(3 結)を使 用。B電源はダイオードによる倍電圧整流、タイマーリレーで遅延投入。813のフィラメントはブリッジ・ダイオードによる直流点火。

 

 

 

4.閉会の挨拶  16:30)

 

 

 

5.懇親会

レストラン・ヴィラージュにて、17:30よりお楽しみの懇親会が開催されます。

初めての方は会場までご案内いたしますので、彩球オーディオ倶楽部の会員にお気軽にお声がけください。

会費:男性5,000円(お酒を飲まない人は500円割引。)

     初回参加者と学生は4,000円、女性3,000円

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 システム構成

CDプレーヤ

デノンDCD-1650SE(改造機)

 

LPプレーヤ

ガラード301、オルトフォンSPU-AE、MCトランス 当会 沼口氏自作

 

プリ・ラインアンプ

LCR型イコライザ付き 当会 上田氏自作

 

スピーカシステム

ツィータ JBL 075

スコーカ バイタボックスCN129ホーン バイタボックスS2ドライバ

ウーファ アルテック 515-8G

ネットワーク 樫村会長自作

 

 

 

 

 

 

 

 

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